展覧会の紹介  『印象派を超えて 点描の画家たち』 

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     10月10日、今日は何年か前までは「体育の日」
    そして、1964年の今日は、「東京オリンピック」開催の日。
    統計的には高い確率で、この日は「晴れ」が多いのだとか。
    今日も、朝から晴れてました。ちょっと今は曇ってきてますが・・。
    しかし、しかし、こんなに暑い体育の日があったでしょうか?
    一度、衣替えをしたものをまた引っ張り出して着ています。
    だんだん、夏服化してます。

    さてさて、昨日もそんな暑くて風が強い中、
    お仕事をお休みして、美術展に行ってきました。
    先週から東京国立新美術館で始まった、
    『印象派を超えて、点描の画家たち』です。



    図録の表紙からもわかるように、クレラー=ミュラー美術館所蔵の絵画を中心に、
    ゴッホ、スーラ、モンドリアンなどの絵画から、
    その点描の技法、色彩の捉え方などを追及していく展覧会です。

    これまで、点描画というと、「てんてん」で描いた絵。
    スーラ、シニャックが代表的な作家。というぐらいしか知りませんでした。
    そして、ゴッホは「てんてん」ではなく、「うねうね」の印象。
    ですから、点描技法のスーラ、シニャックとは接点があるとは思いませんでした。

    点で描くという行為の先にある、私は初めて耳にする「分割主義」を詳しく分かりやすく学習できるような展覧会となっています。

    分割とは、色彩の分割ですが、絵の具を混ぜないで原色をそのままキャンバスにおいていく、ということですが、
    分割主義の中では、純色の点の集合をある一定の距離を保って眺めると色彩の輝きを保ったまま、網膜上で混ざって見える、という視覚混合、をも指すのです。
    そして、補色という色のかけ合わせ方も、分割主義の中に入っています。
    補色とは、たとえば、黄色と紫、オレンジと青、赤と緑、などの色相環図で反対の位置にある色です。
    この補色を隣同士に混ぜないでおいていくと、
    見た目で(視覚混合)、
    混合された顔料よりもずっと大きな輝きを作り出す。
    パレットで混ぜ合わされたときよりも、鮮やかに見える、
    そして、混ぜ合わせると逆に常に灰色になってしまうのです。

    ゴッホは、パリで過ごした2年間で、その当時画家の友人たちの間で評判になっていた
    色彩理論を学び、色彩を強化るす方法を探求しました。
    探求して自分の技法として確立したゴッホの絵画は、
    それまでの点描画とはかけ離れたものに見えたのでしょうね。

    点描の絵に限らず、絵を見るときには、
    まず、近寄って、それから遠ざかって見ますが(ただし、空いてる時しかできません)
    昨日はとても空いていたので、補色の色を近くで見てから5歩下がって見ました。
    「種まく人」も、
    「レストランの内部」も、遠くから見ると、とても明るい絵に変化しますよ。

    プチ情報ですが、
    クレラー=ミュラー所蔵のゴッホの絵は、額が統一されてます。
    「種まく人」が展示されている部屋へ来た時に、隣で見ていたご夫婦らしきお二人がお話されていました。そうなんだ、と思って見てみますと、5点ほど飾ってありましたが、すべて白木のような木調の平たい額でした。
    図録では、額がはずした写真画像ですので、わかりませんね。

    それから、スーラがあんなに若く亡くなったとは知りませんでした。確か30代です。

    5〜6分の映像も見て、出てきたら、1時間半も経っていました。
    見応えたっぷりの展覧会です。良いお勉強になりました。

    ちょうどお昼になったので、
    1階のカフェで、サンドイッチとカプチーノを陽の当たる窓際のテーブルでいただき、
    美術館を後にしました。



    窓から外を・・・



    明るいカフェの天井は・・

    自宅近くで撮った夕暮れ。



    いつまで暑さは続くのやら・・。

    ではまた〜。

    junjun



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